ハチ日記。

すぐ忘れてしまうので、見た、読んだ、行った、ことを備忘録として。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [DVD]
 

今更ながらにエヴァ新劇場版を視聴開始。

 

エヴァを初めてテレビシリーズを観た時、「描写が妙にリアルで不気味」「ストーリーがよく分からない」 「今までに無い世界観で付いていけない」といった感じで、何をどう捉えたらイイのか分からない不思議さが勝っていた。何を訴えかけている作品で、結局最後はどうなったのかも理解できないまま、とりあえず観ただけという感想が近いかもしれない。

 

そんな状態だったので、新劇場版として再構成された作品の公開が始まった際はあまり食指が動かず放置していたが、この度、作品が完結したとの事で、それじゃぁ、あらためて観てみましょうかと視聴を開始した次第である。

 

新劇場版の第一作目「序」は、テレビシリーズ前半部分の総集編的な内容で、長らく離れていた自分には復習の意味で、こういう世界観・話だったなと思い返す導入作品としては丁度良かった。

 

内容の評価や考察はいろいろな人が語っているのであらためて語るまでも無いが、久しぶりに作品に触れて驚いたのは「世界観」の構築が細部まで行き届いている変態性だと思う。使徒の誕生や人類が戦う意味の設定が細かく決められている点は言うまでも無いが、その世界観で営まれる日常生活も細部まで手を抜かず描かれており、庵野秀明という男の変態性をあらためて感じさせられた。

 

続編の「破」「Q」そして、完結編はテレビシリーズとは異なるアナザーストーリー(異なる世界線?)と聞いているので、引き続き視聴していきたいと思う。