ハチ日記。

すぐ忘れてしまうので、見た、読んだ、行った、ことを備忘録として。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

新劇場版の2作目。

 

テレビシリーズの総集編的位置づけだった「序」と比べ、本作「破」では新キャラクター・真希波マリの登場やエヴァ5号機、6号機の登場など新劇場版のオリジナル要素が多く盛り込まれており、またストーリーもテレビシリーズ版から幾つか変更が加えらている事もあり、新しいエヴァを楽しめる一作となっていた。(あと、未だに謎だが、なぜアスカの苗字が式波に変わったのだろう?)

 

新劇場版のオリジナル要素がたくさん盛り込まれてはいるが、エヴァの世界観は相変わらず完璧なまでに作り込まれており、その世界観に没入して楽しむ事ができる。(ストーリーしかり、作画しかり、演出しかり!)その反面、こちらも相変わらずだが、ストーリーの謎めいた部分も多く、正直、何が何だか分からないまま話が展開されていった、というのも正直な感想である。ただ、他の作品なら説明不足・制作サイドの自己満足と言われかね無い内容も、そこはエヴァというブランドが逆に深みを増すエッセンスになっていると言えるだろう。何より、本作は新劇場版の二作目という事もあるので、つづく「Q」や「完結篇」でこれらの謎が明らかになる事を期待したい。(期待はしたいが、望めない気がするのは私だけではなかろう・・・)

 

それから、やはり新劇場版での大きな変化点として、新キャラクター・真希波マリの登場は大きいと思う。「破」では戦闘にも参戦しており登場シーンだけで言えばそれなりにあるが、どうして彼女がエヴァパイロットに選ばれたのか、なぜ日本にやって来たのかなど、彼女の出生・経緯・背景にはまだまだ触れられておらず謎を秘めている。今後、彼女の存在が、エヴァのストーリーにどれだけ変化をもたらすのか、引き続き楽しみにしたい。