魔女の旅々
魔女は万能だが万能では無い!
史上最年少の15歳という若さで魔法使い最高位「魔女」となった主人公イレイナが、世界中を旅しながら出会った人たちとの交流を描いた作品。
前情報一切無く、キービジュアルの世界観(美しい作画と可愛い主人公)だけで視聴開始。主人公の万能感は「なろう系小説」のようなご都合主義にも見えるが、逆に「魔女」という存在の特別感を際立たせる面も持ち合わせている。さらに「万能」ではあるが「何でも出来るわけでは無い」という限界もうまく演出されている点がよかった。
基本的には1話完結の構成だが、各話で登場した人物や出来事が後々登場する事もあり、そう知った意味ではストーリー物といった楽しみみ方も出来る。(特に劇中に登場する小説「ニケの冒険譚」が各話を繋ぐキーアイテムとして活躍する)
原作小説もそれなりの巻数が発刊されており、1期最終話にも新たな物語の始まりを示唆するキャラクターが登場している事から、近い将来に2期制作が期待される作品である。